勉強の前に

なぜ勉強しなきゃいけないの?

「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と誰しもが一度は思った事があるでしょう。
先生からも親からも勉強しなさいと言われ、気が滅入っている方もおられるかと思います。

しかし実は、勉強はしなくてもいいものだということを知っていますか?
ここでは、なぜ勉強はしなくてもいいのかについてお話していきます。

大人には子供に教育を受けさせる義務がある

日本国憲法に規定されている国民の三大義務は次のものになります。

  • 教育を受けさせる義務
  • 勤労の義務
  • 納税の義務

このうちの「教育を受けさせる義務」により、子供たちは小学校・中学校に通わ「せられる」ことになります。

マスマスターの思考回路

いわゆる義務教育と呼ばれるものは小・中学校教育の事であり、高校以上は含まれません。

子供には教育を受ける義務はない

教育を受け「させる」義務は、大人に対して課せられたものであり、子供に対して課せられたものではありません。

ですから、子供たちは教育を受けさせられはしてしまうのですが、無理に教育を受けなくてもいいのです。

だから、勉強はしなくて「も」いいのです。

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学校が嫌なら無理に行く必要はないという事です。
子供たちは無理のない範囲で教育を受けましょう。

教育を受ける権利は保証されていますので、義務教育を受けたいのに受けられないという事はありません。

大人達は義務として教育を受けさせようとします

さて、ここまでで勉強はしなくて「も」いいものである事はお分かりいただけたかと思いますが、大人達は教育を受けさせようとします。
それは大人に課せられた義務だからというよりも、教育が大切だからです。

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義務だけ果たすなら、中学校を卒業した時点でもう勉強させる必要はありません。

しかし、多くの方は高校や大学に進学しますよね?
それは教育が大切だからです。

国民の三大義務のうち最も重要なものは「教育を受けさせる義務」であると私は考えます。
その理由は、「教育を受けさせる義務」が果たされないと、その他の義務も自動的に果たされなくなってしまうからです。

一般に人はお金を稼いで、そのお金をやりくりして生活しています。
お金を稼ぐには仕事をしなければなりませんので、この時点で勤労の義務が果たされます。
お金を稼ぐと稼いだ金額に応じて税金を徴収されますので、納税の義務も果たされることとなります。

つまり、仕事をするだけで勤労と納税の義務は果たされるのですが、それは教育を受けた結果によるものなのです。

何の教育をも受けていなければ、仕事を行うことが難しいということは想像に難くないでしょう。
文字が読めない、言葉を知らない、計算できない、などといったようでは、仕事に支障をきたす可能性がおおいにあります。

だから、勤労・納税の義務を果たすために、まず教育が大切なのです。

ここでいう教育とは学校教育に限ったことではありません。
例えばコンビニでアルバイトを始めたとして、レジの打ち方を教えてもらうことなども当然教育に含まれます。

働くとなぜお金がもらえるのでしょうか?
レジの打ち方を学び、レジが打てるようになり、役に立つことができたからその報酬としてお金がもらえるのです。
何もせずに立っているだけでは、雇い続けてくれる人はいません。

このように、何かを行うにはそれに必要な知識を習得するための教育が必要になります。
人の役に立ち、自らが生活していくに困らないお金を稼ぐために必要なのが教育なのです。

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国家として最も重要なものは教育ですので、大人たちは義務を全うすべく教育を受けさせようとします。

子供たちには教育を受ける義務はありませんが、お金を稼ぐためには、しっかり勉強しておくことが非常に有利です。

なぜなら、勤労・納税の根幹が教育なのですから。

勉強はしなくて「も」いいのだが、しなくていいわけではない

いかがでしたか?

勉強はしなくて「も」構いませんが、国民としての義務を果たしつつ豊かな生活を送るためには教育が必要なのです。

「勉強はしなくていい」というわけでは全くありませんので、誤解のないように勉強に励みましょう。

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プロフィール

-このサイトの記事を書いている人-

某国立大工学部卒のwebエンジニアです。
学生時代に塾講師として勤務していた際、生徒さんから「解説を聞けば理解できるけど、なぜその解き方を思いつくのかがわからない」という声を多くいただきました。
授業という限られた時間の中ではこの声に応えることは難しく、ある程度の理解度までに留めつつ、繰り返しの復習で覚えてもらうという方法を採らざるを得ないこともありました。
本ブログでは「数学の問題を解くための思考回路」に重点を置いています。
それらを通じて自らの力で問題を解決する力が身につくお手伝いができれば幸いです。

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