勉強の前に

勉強は朝?夜?記憶の効果のカギは睡眠にあり

よく朝型の人、夜型の人なんて言い方をすることがありますよね。

こればかりは本当に人によってまちまちで、長期休みになると昼夜逆転生活となる方や、休日と平日の違いがなく一定のリズムで過ごされる方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、勉強するには朝が良いのか、夜が良いのかについてお話ししていきたいと思います。

朝型がいいか夜型がいいかは勉強する内容によって変わる

実は、朝型が良いか夜型が良いかは、勉強する内容によって変わります。

なんとなく朝型の方が健康的なイメージがあって良いように思われますが、夜型には夜型なりのメリットもあり、一概にどちらが良い悪いとは言えないのです。

睡眠には脳の疲労を取り除く働きがあるため、朝は思考回路がクリアで、脳もしっかり働きやすい。「そのため論述や長文読解など、論理的思考力が必要な勉強は朝するのがベストです」。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38218960X21C18A1000000/?page=2

マスマスターの思考回路

朝の脳は睡眠によって前日の疲労から回復しており、よく働く時間帯となります。

暗記のようなことをするのではなく、考えることが主となるような勉強を行うのが良いでしょう。

夜に適しているのは暗記学習。「海馬はその日入力された情報を睡眠中に整理し、保存する。暗記した後にすぐ眠ると、より記憶として定着しやすくなります」。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38218960X21C18A1000000/?page=2

マスマスターの思考回路

海馬とは、脳の中にある記憶を司る部分のことです。

暗記は夜に適しているのですが、ここで注意しなければならないのは、暗記した後に「すぐ」眠るということです。
スマートフォンをいじったり、テレビを見たりといったことを行ってしまうと夜に暗記する効果が最大限に引き出されませんので、注意しましょう。

極度の夜型は良くありません

夜型は暗記のためには有効であるということなのですが、深夜まで起きているというのは決して良いことではありません。

夜型は避けなければなりません。夜型を急に朝型にシフトするのは、脳に大きな負担がかかることが明らかにされています。ちょうど東回りの海外旅行で起こる時差ぼけと同じことが起こるのです。早くから受験に合わせて、早起きの習慣をつけることが大事です。

https://www.keinet.ne.jp/special/parent/academy/2016.html

学校の定期テストや入学試験は、朝〜昼に行われることが一般的です。
朝に最高の実力を発揮できるように、普段から朝型の生活リズムを作っておく事がとても大切です。

マスマスターの思考回路

普通の学校生活のリズムを崩さない程度に、夜の時間を有効に使うと良いでしょう。

本来、人間は朝型の生き物です

人間は昔から朝起きて日中に活動し、夜には眠るという生活を送ってきましたので、朝型の生き物なのです。
夜は、明日へ備えて休息や睡眠をとるための時間ですので、何か活発に活動を行うというのは本来良いことではありません。

また人間は、太陽の光を浴びてから一定時間後に眠くなるようにできています。
休みの日でも平日と同様に朝に起き、太陽の光を浴びることが生活リズムを作るうえで大切なことです。

朝の強い光の情報によって体内時計がリセットされると、その信号により眠りを促す睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されます。メラトニンは抑制されてから14~16時間後に再び分泌され始め、メラトニンの分泌量が増えるとその作用で深部体温が低下し眠くなります。

http://www.t-pec.co.jp/health-news/2013/03.html

朝型よりも夜型よりも何よりも大切なのは睡眠です

テスト前日まで何も対策せずに、徹夜で暗記して乗り切ろうとしたことはありませんか?

しかし実は、記憶は睡眠によって強固になるものなので、睡眠をとらない徹夜という行為は記憶の大敵なのです。

レム睡眠には、いつ、どこで、何があったかといった「エピソード記憶」の固定や、次に記憶をスムーズに思い出せるように索引をつける働きがあります。

https://www.keinet.ne.jp/special/parent/academy/2016.html

マスマスターの思考回路

「いつ、どこで、何があったか」というのは歴史の勉強そのものですね。
歴史は特に夜勉強することに向いている教科と言えるでしょう。

覚えたことを引き出して使えるようにならなければ、覚えたことにはなりません。そのために睡眠が役立っているのです。

3~4時間程度の睡眠時間では、後半の浅いノンレム睡眠やレム睡眠がなくなるため、勉強して覚えた内容が固定されず、また索引付けもされないため思い出すこともできず、勉強が無駄になります。

https://www.keinet.ne.jp/special/parent/academy/2016.html

マスマスターの思考回路

十分な睡眠をとらないと勉強の効率が著しく低下しますので、睡眠をしっかりとることも学習のうちなのです。

人は、1日では物事の記憶をしっかりと定着させることはできませんので、徹夜で必死に覚えてテストを乗り切ろうとすることの無いようにしましょう。

そのためには、徹夜しないように計画的に勉強を進める必要があります。

睡眠時間でいえば、個人差はあるにしろ、6時間または7時間半が最適だということになります。

https://www.keinet.ne.jp/special/parent/academy/2016.html

マスマスターの思考回路

十分な学習効果を得るためには十分な睡眠をとることが大切ですので、朝型とか夜型とかいった要因は二の次となります。

しかし、十分な睡眠時間を確保するには、早めに寝なければならないでしょうから、自動的に朝型の生活をすることになります。

その場合、睡眠を十分とっているので日中に眠くなることも無いでしょうし、夜に暗記系の勉強をする体力も残っているはずです。

睡眠をとることを最優先にし、夜の時間も有効活用できると良いですね。

勉強は朝型と夜型のどちらがよいかのまとめ

いかがでしたか?

朝型と夜型で適した勉強の内容は変わりますので、一概にどちらが良い悪いというものではありません。
そして朝型よりも夜型よりも、何よりも大切なことは6時間または7時間半の睡眠です。
睡眠時間が足りないと、勉強したことが定着せずに無駄になってしまうこともあり、それは大変にもったいないことです。

睡眠をするためには眠くならなければなりませんので、眠る時間の14~16時間後つまり朝に太陽の光を浴びておく必要があるのです。

睡眠を生活の基準と考えた場合には必然的に朝型の生活をせざるを得ませんので、そのために、極端な夜型だけは避けましょう。

朝は論理的思考力を要する勉強が、夜は暗記系の勉強が適しています。
そのことを上手く利用しつつ、規則正しく勉強効率の高い生活を過ごすように心がけられると良いですね。

プロフィール

-このサイトの記事を書いている人-

某国立大工学部卒のwebエンジニアです。
学生時代に塾講師として勤務していた際、生徒さんから「解説を聞けば理解できるけど、なぜその解き方を思いつくのかがわからない」という声を多くいただきました。
授業という限られた時間の中ではこの声に応えることは難しく、ある程度の理解度までに留めつつ、繰り返しの復習で覚えてもらうという方法を採らざるを得ないこともありました。
本ブログでは「数学の問題を解くための思考回路」に重点を置いています。
それらを通じて自らの力で問題を解決する力が身につくお手伝いができれば幸いです。

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