【基礎知識】乃木坂46の「いつかできるから今日できる」を数学的命題として解釈する
- 命題
基礎知識
勉強の前に
ノートの取り方って悩みますよね。
綺麗に色分けしてたら時間がかかりすぎてノートを取り損ねてしまうこともあるでしょう。
一体どのようにノートを取れば良いのでしょうか?
ここでは国語・数学・英語ノートの取り方について、私なりの考えをお話ししていきます。
目次
そもそもノートって取るべきなのでしょうか?
いきなり本題から外れた話になりますが、盲目的にノートは取るべきものだと思い込み、不必要にノートを取っていないでしょうか?
ノートを取っているときって必死で手を動かしていますので、先生の話を理解できていませんよね?
授業は先生の話を聞いて理解することが目的にも関わらず、それがちゃんとできているのでしょうか?
マスマスターの思考回路
とはいえ、全くノートを取らずにやりきるというのが難しいのは事実だと思います。
ノートを取っていなければ学習態度が不適切と判断し、気分を害する先生もいらっしゃるかもしれません。
本題のノートの取り方についてお話ししていきます。
ありがちなノートの使い方として、板書された内容をそのまま写すようにノートを取ることが挙げられます。
よくよく見たら、ノートが教科書とほぼ同じ内容になっているなんてことはありませんか?
それは、教科書と同じ内容の本を手作業で一冊書き上げているだけですので、直ちにやめましょう。
ノートは、新しく得られた情報を本として残しておくためのものですので、教科書に書かれている内容をノートに取る必要はありません。
また、本として読み返す機会や価値がないであろう情報をノートに取る必要もありません。
マスマスターの思考回路
ノートは読み返してこそ価値があります。
ノートを取ることにより内容を全て記憶できるならばノートを読み返す必要はありませんが、多くの方にはそのような能力はありません。
そのノートを読み返す予定はありますか?
そのノートに取った情報には読み返す価値がありますか?
教科書に書いてある事をノートに取る意味はありますか?
ノートには以下のいずれかに該当する情報のみを取れば良いでしょう。
マスマスターの思考回路
全てをノートに取ろうとすると、実際かなり大変です。
ノートを取ることに労力を使うよりも、なるべく落ち着いて先生の話を聞き、その場で授業の内容を理解することに努めましょう。
教科ごとにもう少し詳しくお話ししていきます。
国語のノートの取り方は大変に重要です。
現代文や古典の教科書には、評論や小説などの本文がそのまま書かれており、その本文をどう解釈すべきかを先生が説明してくれますが、それはその先生の主観にすぎません。
先生の主観は教科書には書かれていませんので、ノートに取りましょう。
国語の授業においては先生が教科書の本文を丸ごと板書するという事は少ないでしょうから、板書された内容をそのまま写すという方針をとっても構わないと思います。
マスマスターの思考回路
国語は、本文に書かれていない事を筆者以外の人間が解釈するものですので、往往にして主観が含まれます。
もちろん主観が悪いというわけではありません。
多様な解釈が可能な内容に対して、その先生はこのようにも解釈できるという一例を提示してくれます。
それは価値があるものですので、ノートに取りましょう。
実は、あまりノートを取る必要がない教科もあり、数学はその最たるものです。
国語とは異なり、数学ではなぜノートを取る必要があまりないかというと、数学ではその先生特有の解釈が含まれないからです。
定義の内容や定理の証明といった内容は教科書に書かれていますのでノートに取る必要はありません。
その代わりしっかり授業を聞き、その場で理解することに努めましょう。
教科書の例題には解答例がなかったり、解答のみが記載されているだけだったりといったことがありますので、数学の授業では、問題の解答を途中過程を含めてノートに取ってください。
数学では自らの手を動かして答えを導き出すという作業がとても大切なのですが、ノートを取る事で手を動かしてもほぼ学習効果はありません。
だって、ノートを取っただけでは問題が解けるようにはならないですから。
時間をおいて、ノートに取った問題の解答を何も見ずに再現できるようにしましょう。
マスマスターの思考回路
模範解答例まで詳細に記載されている教科書やプリントが配布されているならば、ほぼノートを取る必要はないと思います。
授業に専念しましょう。
英語の授業では国語ほど多くの主観は含まれません。
というのも外国語を学ぶ際に、多様な解釈が可能な難しい文章を扱うわけにはいかないですからね。
誰が読んでもある一定の解釈になるような、比較的簡単な文章が扱われます。
読解系の授業において、英文は教科書に書かれているのでノートに取る必要はありませんが、日本語訳はすべてノートに取りましょう。
文法系の授業においては、下図のようにどこがどこを修飾しているか、どのような文章構造や文型になっているかと、その日本語訳をノートに取りましょう。
マスマスターの思考回路
英語の本文をノートに取る必要はないと私は思いますが、単語の意味はぜひノートに取るべきです。
知っている単語の数を増やすことは非常に大切ですし、単語を覚える時期は早ければ早いほど良いです。
すぐにノートにとって、その場で覚えてしまいましょう。
自前で単語帳を作るという意識を持つと良いかと思います。
当サイトの性質上、数学についてもう少し詳しく掘り下げます。
本題からは逸れますが、数学の自習の仕方についてです。
前提として、自習時に最も手を動かす必要がある教科は数学でしょう。
数学は国語や英語のように読解が中心ではありませんので、どんな問題でも計算をしたり図を描いたりといった作業が要求されます。
しかも問題が解けなければその作業を何度も繰り返すことになりますので、数学の問題は適当な裏紙に解き、使い捨てましょう。
しっかり勉強すると、数学の実力を身につけるまでには大量の裏紙が必要となることに気づくはずです。
事前に大量の裏紙を用意しておくことで、勉強の妨げにならないようにしておきましょう。
マスマスターの思考回路
ノートは新しく得られた情報を本として残しておくためのものです。
しかし、自分で問題を解いた過程は新しく得られた情報ではありません。
また、模範解答は授業中にノートに取るかプリントで配布されているかなどして保有していると思いますので、本としてすでに残されているものです。
ですから数学の問題を解くのは適当な裏紙にでよく、大量の紙を保持しておくことも大変ですし見返す必要もないので、解いたら捨てて構いません。
ただし、解けなかった問題がどれかといった情報はノートや教科書の方に追記して、後で選択的に復習できるようにしておきましょう。
ここで述べたノートの取り方はあくまでも私個人の考えですので、絶対に正しいと押し付けるつもりは毛頭ありません。
ノートを取ることに必死になり、授業の内容が理解できていないようでは本末転倒です。
そのような事にだけはならないように気をつけ、あなたなりのノートの取り方を見つけていってください。
-このサイトの記事を書いている人-
某国立大工学部卒のwebエンジニアです。
学生時代に塾講師として勤務していた際、生徒さんから「解説を聞けば理解できるけど、なぜその解き方を思いつくのかがわからない」という声を多くいただきました。
授業という限られた時間の中ではこの声に応えることは難しく、ある程度の理解度までに留めつつ、繰り返しの復習で覚えてもらうという方法を採らざるを得ないこともありました。
本ブログでは「数学の問題を解くための思考回路」に重点を置いています。
それらを通じて自らの力で問題を解決する力が身につくお手伝いができれば幸いです。
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これは現行の教育システムの問題なのですが、そもそもノートを取るために手を動かしつつ、先生の話までをも理解するなんて無理がある話です。
(それは決して生徒の皆さんが悪いわけではありません。大人たちが十分な資料を用意せず、生徒が理解することだけに専念できるようになっていないためです。)
授業の内容を理解することが本質であるにも関わらず、ノートを取る作業でそれがおろそかになるのであれば本末転倒だと私は思います。